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舌が下に落ちていませんか?「低位舌」が引き起こす歯並びと健康への影響

舌が下に落ちていませんか?「低位舌」が引き起こす歯並びと健康への影響

普段あまり意識しない「舌の位置」が、実はあなたの歯並びや顔つき、さらには睡眠の質にまで深く関わっていることをご存知でしょうか。舌が本来の位置より下に落ちる「低位舌」は、単なる癖と見過ごされがちですが、お口周りの筋力不足が引き起こす不調のサインです。

放置すると、出っ歯や受け口といった歯並びの乱れはもちろん、いびきや口呼吸、お子さまの健やかな顔の成長にまで影響を及ぼす可能性があります。この記事では、ご自身の舌の状態を確かめる簡単なセルフチェックから、自宅でできる改善トレーニング、専門的な治療法までを詳しく解説します。

まずは簡単セルフチェック!あなたの舌は正しい位置にありますか?

普段あまり意識しない「舌の位置」が、実はあなたの歯並びや顔つき、呼吸の仕方にまで深く関わっていることをご存知でしょうか。

舌が本来あるべきポジションから下がってしまう「低位舌(ていいぜつ)」は、さまざまな不調のサインかもしれません。

ご自身の舌が正しい位置にあるか、まずは簡単な4つのポイントで確認してみましょう。

まずは簡単セルフチェック!あなたの舌は正しい位置にありますか?

口を閉じた時、舌の先はどこにありますか

リラックスして唇を軽く閉じたとき、あなたの舌の先はどこに触れていますか?

【これが正しい舌の位置】
舌の先が、上の前歯のすぐ後ろにある少し膨らんだ部分(スポット)に軽く触れ、舌全体が上あごにぴったりと吸い付いている状態。

【低位舌の可能性がある位置】

  • ・舌の先が、下の前歯の裏側に触れている
  • ・舌が上下の歯の間に挟まっている
  • ・舌全体がだらんと下のあごに落ちている

鏡で舌を「ベー」と出した時に、舌の縁が歯の形に沿ってギザギザと波打っているのも要注意。これは、舌が下の歯列に押し付けられて付く歯の跡(歯痕:しこん)で、低位舌の分かりやすいサインの一つです。

唇が自然に閉じられていますか

舌が上あごでしっかり支えられると、口周りの筋肉もバランスが取れ、唇は力を入れなくても自然に閉じることができます。

もし、無意識のうちに口が半開きになっていたり、意識して口を閉じるとあごの先に梅干しのようなシワができたりする場合は注意が必要です。

これは、舌が低い位置にあるために口が閉じにくく、唇の筋肉に余計な力が入っているサインと考えられます。

飲み込む時に舌で歯を押していませんか

唾を飲み込む(嚥下:えんげ)一瞬の動きにも、舌の癖は表れます。鏡の前で、唾を「ごっくん」と飲み込んでみてください。

【正しい飲み込み方】
舌が上あごに密着したまま波打つように動き、食べ物や飲み物を喉の奥へ送ります。このとき、唇やあごの筋肉はほとんど動きません。

【注意が必要な飲み込み方】

  • ・舌の先で、上の前歯や下の前歯を押している
  • ・舌を上下の歯の間に突き出すようにして飲み込む
  • ・飲み込む瞬間に唇に「んっ」と力が入る

このような飲み込み方は「舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)」と呼ばれます。この癖は、前歯をじわじわと外側に押し出す力を加えてしまうため、出っ歯や開咬(かいこう:奥歯で噛んでも前歯が閉じない状態)を引き起こす原因となります。

ポカンと口が開いていることはありませんか

何かに集中している時やリラックスしている時、ふと気づくと口がポカンと開いていませんか?

この「お口ポカン」は、低位舌の代表的なサインです。

舌の筋力が弱いために上あごを支える力が足りず、重力に負けて舌が下がり、口が開いてしまうのです。この状態は口の中が乾燥しやすくなるだけでなく、ウイルスなどが直接体内に入りやすい「口呼吸」の習慣につながります。

口呼吸が続くと、さらに舌の位置が下がりやすくなるという悪循環に陥ることも少なくありません。

そもそも「低位舌」とは?正しい舌の位置と原因

ふとした時に、ご自身の舌が口の中のどこにあるか意識したことはありますか?

もし舌が下の歯の裏あたりにだらんと落ち込んでいるなら、それは「低位舌(ていいぜつ)」のサインです。

低位舌とは、その名の通り、舌が本来あるべきポジションよりも低い位置に下がってしまっている状態を指します。これは単なる癖ではありません。お口周りの筋肉のバランスが崩れているサインであり、歯並びや顔つき、呼吸、滑舌など、全身の健康にまで影響を及ぼすことがあります。

私たちの歯並びは、内側から舌が支える力と、外側から唇や頬の筋肉が押さえる力の、絶妙なバランスの上に成り立っています。低位舌はこのバランスを内側から崩してしまうため、さまざまな不調の引き金となるのです。

本来あるべき舌の正しいポジション「スポット」

リラックスしている時、舌には本来あるべき定位置があります。その中心となるのが「スポット」と呼ばれる場所です。

【正しい舌のポジション】

  • 舌の先
    上の前歯のすぐ後ろにある、少しザラっとした膨らみ(スポット)に軽く触れている。
  • ・舌全体
    舌の中央から奥にかけて、上あご(口蓋:こうがい)に吸い付くようにぴったりと収まっている。
  • ・唇と歯
    唇は力を入れずに自然に閉じ、上下の歯は食事の時以外は触れ合わず、わずかな隙間が空いている。

この状態が保たれていれば、舌がアーチ状の歯並びを内側からしっかりと支え、外側からの唇や頬の筋肉との間で力の均衡が取れます。このバランスこそが、きれいな歯並びや顎の健やかな成長にとって欠かせない土台となります。

低位舌になってしまう主な原因

低位舌は生まれつきのものではなく、そのほとんどが日々の生活習慣や無意識の癖が積み重なって起こります。ご自身に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。

  • 口呼吸の習慣
    アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまりなどで鼻での呼吸がしづらいと、気道を確保するために無意識に口を開けて呼吸するようになります。口を開けている間、舌は自然と下のあごに落ちるため、これが常態化すると低位舌につながります。
  • ・舌や口周りの筋力不足
    柔らかい食べ物を好むなど、あまり噛まない食生活を送っていると、舌を本来の位置に持ち上げておくための筋肉が十分に発達しなかったり、衰えたりしてしまいます。
  • ・長時間のうつむき姿勢
    スマートフォンやパソコンの操作で長時間うつむいていると、頭が前に傾き、重力の影響で舌が喉の奥の方へ下がりやすくなります。この姿勢が日常化すると、低い舌の位置が定着する原因となります。
  • ・幼少期の癖のなごり
    指しゃぶりや爪を噛む癖、頬杖などは、舌を不自然な位置に押しやったり、顎の骨の成長に影響を与えたりすることがあります。子どもの頃の癖が、大人になっても舌の位置に影響を残しているケースは少なくありません。

低位舌が子供の歯並びに与える深刻な影響

お子さまの口元が、ふとした時にポカンと開いていませんか?

実はそのサインの裏には、舌が本来の位置より下に落ち込んでいる「低位舌(ていいぜつ)」が隠れている可能性があります。

舌は、歯を内側から支え、あごの骨が健やかに成長するのを促す「天然の矯正装置」のような大切な役割を担っています。この装置が正しく機能していないと、歯並びのバランスが徐々に崩れ、お子さまの将来の健康にまで影響を及ぼすことがあるのです。

ここでは、低位舌が引き起こす代表的な歯並びの問題を具体的に解説します。

低位舌が子供の歯並びに与える深刻な影響

出っ歯(上顎前突)を誘発するメカニズム

私たちの歯並びは、例えるなら「舌」と「唇・頬」による力の綱引きで決まります。

  • ・内側からの力:舌が歯列を支える力
  • ・外側からの力:唇や頬の筋肉が歯列を押さえる力

本来、舌は上あご全体にぴったりと収まり、歯並びのアーチを内側からしっかりと支えています。これにより、外側からの唇の力との均衡が保たれ、歯は正しい位置に並びます。

しかし低位舌の状態では、舌がだらんと下に落ちているため、上の歯を内側から支える力が働きません。

綱引きで内側のチームがいなくなったようなものです。

その結果、外側からの唇の力だけが優勢になり、上の前歯は抵抗できずにじわじわと前方に傾いてしまいます。これが、出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)を引き起こすメカニズムの一つです。

受け口(反対咬合)や開咬(オープンバイト)との関係

低位舌が引き起こす問題は、出っ歯だけではありません。舌の位置や無意識の癖によっては、次のような歯並びの乱れにもつながります。

  • ・受け口(反対咬合:はんたいこうごう)
    舌の先が常に下の前歯の裏側を押し続けていると、その圧力によって下の歯が前に傾いたり、下あごの成長が過剰に促されたりします。本来は上あごを支えるべき舌が、間違った場所に力を加え続けることで受け口のリスクが高まります。
  • ・開咬(オープンバイト)
    唾を飲み込むたびに、舌を上下の前歯の間に突き出す癖はありませんか?私たちは1日に1000回以上も無意識に唾を飲み込んでいます。そのたびに舌で前歯を押し広げていると、奥歯で噛んでも前歯が閉じない「開咬」という状態を招くことがあります。

このように、舌がどこにあり、どう動くかという些細な癖の積み重ねが、歯並び全体を歪ませる大きな原因となるのです。

歯がガタガタになる叢生(そうせい)のリスク

舌には、歯を支える以外にもう一つ、非常に重要な役割があります。それは、上あごの骨の成長を内側から促すことです。

成長期のお子さまの舌が常に上あごに接していると、その適度な刺激によってあごの骨はきれいなU字型のアーチを描くように発育していきます。

ところが低位舌では、その大切な刺激が上あごに全く伝わりません。

成長を促す内側からの支えがないため、上あごのアーチは狭いV字型のまま十分に広がらなくなってしまいます。

永久歯が生えそろうための十分なスペースが確保できず、後から生えてくる大きな永久歯は狭い場所に無理やり並ぶしかありません。その結果、歯が重なり合ってガタガタの歯並びになる「叢生(そうせい)」を引き起こしてしまうのです。

歯並びだけじゃない!全身に及ぶ低位舌のサイン

「舌が少し下にあるだけ」と軽く考えてはいませんか?

実は、低位舌の影響はお口の中の問題にとどまりません。呼吸の仕方、睡眠の質、発音の明瞭さ、そしてお子さまの健やかな顔つきの成長にまで、深く関わっているのです。

これからご紹介する4つのサインは、身体が発している静かな警告かもしれません。ご自身やお子さまに当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

常に口が開いている「お口ぽかん」と口呼吸

無意識のうちに、お口が「ぽかん」と開いてしまう。これは低位舌の非常に分かりやすいサインです。

本来、舌が上あごにぴったり収まることで、お口周りの筋肉のバランスが取れ、唇は自然に閉じられます。しかし低位舌では、舌がだらんと下に落ちているため唇を閉じる力が弱まり、口が開きやすくなるのです。

さらに深刻なのは、この状態が「口呼吸」を常態化させてしまうことです。

舌の根元(舌根:ぜっこん)が喉の奥に落ち込むと、空気の通り道である気道が狭くなります。その息苦しさを解消しようと、私たちの身体は無意識に鼻からではなく口から大量の空気を取り込もうとするのです。

口呼吸が続くと、お口の中が乾燥し、唾液の持つ殺菌作用や汚れを洗い流す作用が低下します。その結果、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まるだけでなく、ウイルスや細菌が直接体内に侵入しやすくなり、風邪やアレルギーの原因となることもあります。

いびきや睡眠の質の低下

ご家族からいびきを指摘されたり、夜中に何度も目が覚めたり。あるいは、しっかり寝たつもりでも日中のだるさや眠気が取れないことはありませんか。

その不調の原因も、低位舌にあるかもしれません。

仰向けで眠ると、起きている時以上に重力の影響で舌が喉の奥へと落ち込み、気道をさらに狭めてしまいます。この狭くなった気道を空気が通る時の振動音、それがいびきの正体です。

いびきは単にうるさいだけでなく、身体が酸欠状態になっているサインでもあります。

状態が進行すると、睡眠中に一時的に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」につながる可能性も否定できません。質の高い睡眠は、心と身体の健康を維持するための土台です。もし心当たりがあれば、軽視せずにご相談ください。

滑舌の悪さや特定の音が発音しにくい

「サ行」「タ行」「ナ行」「ラ行」などが言いにくい、あるいは全体的に言葉が不明瞭で聞き返されることが多い。こうした滑舌の問題も、低位舌が関係していることがあります。

これらの音は、舌先を上の前歯のすぐ後ろにある「スポット」と呼ばれる場所に、素早く的確に当てることで発音されます。

しかし、低位舌の方は舌を支える筋力が弱いため、この「舌を瞬時に持ち上げて、特定の場所に当てる」という繊細な動きが苦手です。その結果、発音が不明瞭になってしまうのです。

コミュニケーションに自信が持てなくなったり、人前で話すことが億劫になったりする前に、舌の機能を高めるアプローチを検討することが大切です。

顔つきの変化(アデノイド顔貌)

低位舌による口呼吸が長期間続くと、お顔の筋肉のバランスが崩れ、「アデノイド顔貌(がんぼう)」と呼ばれる特有の顔つきになることがあります。

お口周りの筋肉は、顔の骨格を形作る「天然のコルセット」のようなものです。口呼吸で常に口が開いていると、このコルセットが緩みっぱなしになり、特に成長期のお子さまの場合、あごの骨の成長が望ましくない方向に誘導されてしまうのです。

<アデノイド顔貌の主な特徴>

  • ・いつも口が半開きになっている
  • ・下あごが小さく、後ろに下がって見える(下あごが未発達な印象)
  • ・鼻の下が間延びして長く、口元に締まりがない
  • ・顔全体が面長で、のっぺりとした印象を与える

一度骨格が固まってしまうと、改善には矯正治療だけでなく外科的な手術が必要になるケースもあります。気になるサインがあれば、できるだけ早めに専門家へ相談しましょう。

自宅でできる低位舌の改善トレーニング

低位舌は、舌や口周りの筋肉が正しく使えていない、いわば「お口の筋力不足」の状態です。しかし、腕や足の筋肉と同じように、舌の筋肉もトレーニングによって鍛え直し、正しい使い方を体に覚えさせることができます。

特別な器具は一切必要ありません。これからご紹介するのは、日常生活の中で少し意識するだけで始められる簡単なトレーニングです。毎日少しずつ続けることが、舌を本来の正しい位置へと導き、歯並びや全身の健康を守るための大きな一歩となります。

毎日続けられる「あいうべ体操」の正しいやり方

「あいうべ体操」は、福岡みらいクリニックの内科医、今井一彰先生が考案したお口の体操です。舌や唇、頬の筋肉をバランスよく鍛え、口呼吸を自然な鼻呼吸へと促す効果が期待できます。いつでもどこでも、声を出さずに行える手軽さが魅力です。

一つひとつの動きを、少し大げさなくらいゆっくりと、大きく動かすのが効果を高めるコツです。

  1. 1.「あー」
    口を丸く、喉の奥が見えるくらい大きく開きます。
  2. 2.「いー」
    口角を真横にぐっと引き、首の筋が浮き出るくらいしっかりと広げます。
  3. 3.「うー」
    唇をタコのように、できるだけ前に突き出します。
  4. 4.「べー」
    舌の付け根から、顎の先をなめるようなイメージで思い切り下に伸ばします。

この「あ・い・う・べ」の4つの動きを1セットとして、1日に30セットを目安に続けましょう。お風呂の中やテレビを見ながらなど、生活の一部に組み込むと習慣にしやすくなります。

舌を鍛えるその他のトレーニング方法

あいうべ体操とあわせて、舌の筋肉をより集中的に鍛えるトレーニングを取り入れると、さらに効果的です。ご自身のペースで、無理なく試してみてください。

  • ・ポッピング(舌打ち)
    舌全体を、上あごに「ピッタリ」と吸い付けます。その状態から口を大きく開け、舌で「ポンッ!」と力強い音を鳴らしましょう。舌を持ち上げる筋肉を直接鍛え、正しい位置に吸い付く感覚を養います。1日10〜20回が目安です。
  • ・スポットポジションの練習
    舌の本来あるべき定位置「スポット」に舌先をつけます。舌先はスポットから動かさずに、奥歯を軽く噛み合わせ、背筋を伸ばして唾を「ごっくん」と飲み込んでみましょう。飲み込む瞬間に唇や頬に力が入ったり、舌が歯に触れたりしないよう、鏡を見ながら確認するのがポイントです。
  • ・ガムトレーニング
    キシリトール100%のガムなどを使い、左右の奥歯で均等に噛む練習です。この時、必ず口はしっかりと閉じ、鼻で呼吸することを強く意識してください。噛み終わったら、ガムを舌で器用に丸め、上あごに押し付けながら飲み込む動作も、舌の正しい使い方を覚えるのに役立ちます。

低位舌を根本から治すための専門的な治療法

ご自宅でのトレーニング、毎日続けていくのは根気がいりますよね。長年かけて無意識に染みついた癖を、ご自身の力だけで変えるのは簡単なことではありません。

もしセルフケアだけでは改善が難しいと感じたり、すでに歯並びへの影響が気になったりしている場合は、専門家と一緒に根本原因へアプローチしていくことをお勧めします。

歯科医院では、お口周りの筋肉のバランスを科学的に評価し、正しい舌の機能を再獲得するための専門的な治療をご提案できます。

舌の癖を治す専門トレーニング「MFT(口腔筋機能療法)」

MFT(口腔筋機能療法)とは、いわば「舌と口周りのパーソナルトレーニング」です。

歯科医師や専門の訓練を受けた歯科衛生士がトレーナーとなり、舌や唇、頬の筋肉が正しく機能するように導いていきます。

目的は、無理に意識しなくても、舌が自然と正しいポジションに収まり、正しい飲み込み方や発音ができる状態を体に覚え込ませることです。

<MFTの主なトレーニング内容>

  • ・舌を正しい位置に持ち上げる筋力をつける
  • ・舌先や舌全体を思い通りに動かすコントロール力を養う
  • ・唇を閉じる力を鍛え、鼻呼吸を習慣づける
  • ・歯に負担をかけない正しい飲み込み方を習得する

月に1回程度の通院でプロのチェックを受けながら、ご自宅でのトレーニングを組み合わせて進めていきます。数ヶ月かけてじっくりと取り組むことで、舌の悪い癖を根本から改善し、良い習慣を体に定着させていく、非常に大切な治療法です。

歯並びも同時に治す「歯科矯正治療」との併用

もし低位舌の影響で、すでに出っ歯や受け口、歯のガタガタといった歯並びの乱れが起きている場合、MFTだけでは骨格や歯の位置そのものを動かすことはできません。

例えるなら、家の土台が傾いているのに、家具の配置だけを工夫するようなものです。

このようなケースでは、歯並びを物理的に整える「歯科矯正治療」と、舌の癖を治す「MFT」を両輪で進めていくことが、最良の結果につながります。

  • ・治療の効率が上がる
    歯を動かそうとする時に、邪魔をしていた舌の圧力がなくなります。そのため、歯が計画通りにスムーズに動きやすくなるのです。
  • ・「後戻り」を強力に防ぐ
    矯正治療で歯並びをきれいにしても、舌で歯を押す癖が残っていると、歯はまた元の乱れた位置に戻ろうとします。これが「後戻り」です。MFTで根本原因を取り除くことで、治療後の美しい歯並びを長期的に維持しやすくなります。

歯並びという「形」と、舌の動きという「機能」。この両面からアプローチすることが、健康的で美しい口元を長く保つための鍵となります。当院では、必要に応じて矯正治療を専門とする歯科医師と密に連携し、お一人おひとりに合った治療計画をご提案します。

低位舌の悩みは何科に相談すべき?

ご自身の舌の位置が気になったり、お子さまのお口ぽかんが心配になったりしたとき、「これは、どの病院のドアを叩けばいいのだろう?」と迷いますよね。

低位舌は歯並びだけでなく、呼吸や発音などにも関わるため、お悩みの内容によって最初の相談窓口として最適な診療科が異なります。

あなたの悩みに一番近いのはどれか、チェックしてみてください。

低位舌の悩みは何科に相談すべき?

歯並びが気になる場合は歯科・矯正歯科へ

出っ歯や受け口、歯のガタガタなど、すでに目に見える歯並びの乱れを何とかしたい。

そうお考えなら、まずは私たち歯科医院へご相談ください。特に矯正治療に対応している歯科医院が窓口となります。

歯科医院では、お口の中を専門的な視点で診察し、舌の位置が歯並びやあごの骨の成長にどう影響しているのかを的確に診断します。その上で、根本的な解決に向けたアプローチをご提案します。

  • ・機能面からのアプローチ:MFT(口腔筋機能療法)
    舌や唇の筋力を鍛え、正しい使い方を体に覚え込ませるトレーニングです。舌の悪い癖そのものを改善し、歯並びが乱れる原因を根本から取り除きます。
  • ・形態面からのアプローチ:歯科矯正治療
    すでに乱れてしまった歯並びや骨格を、矯正装置を使って物理的に整えます。

舌の「癖」を治すMFTと、歯並びという「形」を整える矯正治療。この2つを車の両輪のように進めることで、治療後の「後戻り」を防ぎ、長く安定した美しい口元を維持することにつながるのです。

呼吸や発音の問題は耳鼻咽喉科との連携も

実は、低位舌の根本原因が「鼻」のトラブルにあるケースは決して珍しくありません。

アレルギー性鼻炎や、鼻の奥にあるアデノイドという組織の腫れなどで慢性的に鼻が詰まっていると、息をするためにどうしても口を開けてしまいます。これでは、いくらお口のトレーニングを頑張っても、口呼吸の癖はなかなか改善しません。

もし、次のようなお悩みが特に強い場合は、耳鼻咽喉科の受診もあわせて検討しましょう。

  • ・日常的に鼻が詰まっていて、息苦しい
  • ・家族から大きないびきを指摘される
  • ・滑舌が悪く、「サ行」や「タ行」などが言いにくい

耳鼻咽喉科で鼻の通りを良くする治療を受けることで、驚くほどスムーズに鼻呼吸ができるようになり、歯科でのトレーニング効果も格段に上がることがあります。

お口の問題だからと歯科だけで完結させるのではなく、必要に応じて原因をたどること。それが、根本的な解決への一番の近道です。

まとめ

今回は、普段あまり意識しない「舌の位置」が、歯並びや全身の健康にどれほど深く関わっているかをご紹介しました。舌が本来のポジションから下がってしまう「低位舌」は、単なる癖ではありません。歯並びの乱れはもちろん、口呼吸やいびき、顔つきの変化にまでつながる、身体からの大切なサインなのです。

しかし、心配しすぎることはありません。低位舌は、ご紹介したトレーニングや専門家によるアプローチで改善することができます。もしセルフチェックで気になる点があったり、お子さまのお口ぽかんが気になったりした場合は、決して一人で悩まないでください。まずは気軽に歯科医院へ相談してみることが、健やかな未来への大切な第一歩となります。

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