新年のスタートは「お口の健康チェック」から

新年のスタートは「お口の健康チェック」から

新しい年を迎え、清々しい気持ちでスタートした矢先、突然の歯の痛みに襲われた経験はありませんか?年末年始のご馳走を楽しんだ後、急に歯がしみたりズキズキ痛んだり…。多くの歯科医院が休診となるこの時期、どう対処すべきか分からず不安になる方は少なくありません。

その痛みの原因、実は虫歯だけとは限りません。お餅で詰め物が取れた、ストレスで無意識に歯ぎしりをしていたなど、この時期特有の生活習慣が引き金になっているのです。放置すれば症状が悪化し、楽しいはずの新年を台無しにしてしまう可能性もあります。この記事では、新年に歯が痛くなる意外な原因から、自分でできる応急処置、そして1年の健康を守るための予防法までを詳しく解説します。

なぜ?新年に歯が痛くなる主な原因と正しい対処法

新しい年を迎え、清々しい気持ちでスタートを切りたいものです。 しかし、年末年始に急な歯の痛みに悩まされる方は少なくありません。

多くの歯科医院が休診となるため、対処法がわからず不安になるでしょう。 この時期に歯が痛むのには、実は生活習慣の変化が大きく関係しています。

ご馳走やお酒の機会が増え、生活リズムが乱れることが引き金となります。 原因を正しく理解し、適切に対処することがお口の健康を守る第一歩です。

ご自身の症状と照らし合わせながら、適切な対処法を確認していきましょう。

虫歯や歯周病だけじゃない!考えられるお口のトラブル一覧

「歯の痛み」と一言でいっても、原因は虫歯や歯周病だけではありません。 新年を迎える時期は、普段と違う生活習慣がトラブルを誘発しがちです。

特に、年末年始の特別な食生活や環境の変化が影響を与えます。 具体的にどのようなトラブルが考えられるか、以下にまとめました。

  • 知覚過敏  冷たい空気や飲み物で歯が「キーン」としみる症状です。  歯周病で歯ぐきが下がったり、歯ぎしりでエナメル質が摩耗すると起こります。
  • 噛みしめ・歯ぎしりによる痛み  年末の多忙やストレスで、無意識に歯を強く噛みしめていませんか。  歯や顎の筋肉に過度な負担がかかり、歯や顎の痛みを引き起こします。
  • 詰め物・被せ物のトラブル  お餅など粘着性の高い食べ物で、詰め物などが取れるケースは多いです。  また、冬の激しい温度差で金属が収縮し、歯との間に隙間ができることもあります。
  • 親知らずの炎症(智歯周囲炎)  疲れやストレスで体の免疫力が落ちると、親知らずの歯ぐきが腫れて痛みます。  磨き残しなども原因となり、急に強い痛みが出ることが特徴です。
  • 口の乾燥(ドライマウス)  暖房の効いた室内やアルコール摂取は、唾液の分泌量を減らします。  唾液には口内を清潔に保つ自浄作用があり、乾燥は虫歯リスクを高めます。
  • 旅行中のオーラルケア不足  旅行や帰省先では、普段通りの丁寧な歯磨きが難しいこともあります。  短期間でもケアが不十分だと、歯ぐきの腫れや痛みの原因になります。

しみる・ズキズキする…痛みの種類からセルフチェック

痛みの感じ方は、お口のトラブルの原因を探る重要なヒントになります。 あくまで一般的な目安ですが、ご自身の症状を確認してみましょう。

ただし、自己判断は禁物です。正確な診断には歯科医師の診察が不可欠です。 少しでも気になる症状があれば、放置せずにご相談ください。

痛みの種類考えられる主な原因こんな症状はありませんか?
冷たいものがしみる知覚過敏、初期の虫歯・一瞬だけキーンと痛む
・甘いものを食べてもしみる
・歯磨きの時に痛むことがある
温かいものがしみる進行した虫歯(歯髄炎)・冷たいものより痛みが長く続く
・何もしなくてもズキズキすることがある
・痛みが数分以上続く
噛むと痛い・響く虫歯、歯の根の炎症(根尖性歯周炎)、歯のひび割れ、噛み合わせの問題・特定の歯だけで痛む
・歯ぐきが腫れている、または押すと痛い
・硬いものを食べた後から痛み出した
何もしなくてもズキズキ痛む神経の炎症(歯髄炎)・夜、横になると痛みが強くなる
・痛み止めがあまり効かない
・心臓の拍動に合わせて脈打つように痛む
歯ぐきが腫れて痛い歯周病、歯の根の炎症、親知らずの炎症・歯ぐきから血や膿(うみ)が出る
・歯が少し浮いたような感じがする
・体調が悪い時に腫れやすい

これらの症状は、お口が出している危険信号です。 「たまにしみるだけ」といった小さなサインを見逃さないことが大切です。

やってはいけないNG行動とすぐにできる応急処置

突然の歯の痛みに見舞われた際、慌てて間違った対処をすると危険です。 症状を悪化させたり、その後の治療に影響が出たりすることもあります。

歯科医院を受診するまでの間、以下の点を参考に正しく対処しましょう。

【やってはいけないNG行動】

  • 患部を温める  入浴や飲酒、カイロなどで温めると血行が促進されます。  その結果、神経が圧迫されて炎症や痛みが強まることがあります。
  • 取れた詰め物・被せ物を自分で接着する  瞬間接着剤は歯や歯ぐきに有害で、アレルギー反応の危険もあります。  うまく接着できず誤飲する恐れもあり、絶対に行わないでください。
  • 痛み止めを過剰に服用する  用法・用量を守らない服用は、胃腸障害などの副作用につながります。  痛みを一時的に抑えるだけで、根本的な解決にはなりません。
  • 痛い部分を指や舌で頻繁に触る  気になって触りたくなる気持ちは分かります。  しかし、細菌が入り込み、炎症を悪化させる原因になるため避けましょう。

【すぐにできる応急処置】

  1. 1.口の中を清潔にする  まずは、ぬるま湯でやさしくうがいをし、食べかすなどを取り除きましょう。  刺激の強い洗口液は避け、清潔な状態を保つことが基本です。
  2. 2.痛む部分を冷やす  痛みや腫れがある場合は、濡れタオルなどを頬の外側から当てて冷やします。  血流を抑えることで、痛みの感覚を和らげる効果が期待できます。
  3. 3.痛み止めを正しく使う  痛みがつらい場合は、市販の痛み止めを用法・用量を守って服用してください。  アレルギー歴がある方は、薬剤師に相談の上で使用しましょう。
  4. 4.取れた詰め物や被せ物は保管する  再利用できる可能性があるため、決して捨てないでください。  ティッシュに包むと紛失しやすいため、小さなケースに入れて保管しましょう。

これらの応急処置は、あくまで一時的に症状を緩和するためのものです。 痛みが治まったからといって放置せず、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

新年の歯科検診でわかること-検査内容と費用のすべて

新しい年を迎え、気持ちを新たに目標を立てる方も多いでしょう。 その一つに「お口の健康チェック」を加えてみませんか。

年末年始は食生活が乱れがちで、お口のトラブルが進行しがちです。 しかし、虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。

「痛くないから大丈夫」という自己判断が、実は最も危険なサインです。 新年のスタートに歯科検診を受け、1年を健康な歯で過ごしましょう。

新年の歯科検診でわかること-検査内容と費用のすべて

プロが行う徹底的なお口のチェック項目

歯科医院の定期検診では、ご自身では見えない部分まで精密に調べます。 専門家の視点で、将来のリスクを未然に防ぐためのチェックを行います。

当院の検診では、主に以下の項目を確認し、総合的にお口の状態を評価します。

チェック項目具体的な内容
虫歯のチェック鏡では見えない歯の間や、詰め物・被せ物の下に隠れた虫歯を探します。
必要に応じてレントゲン撮影(当院では歯科用CTも活用)も行い、
歯の内部や根の状態まで精密に診断し、初期段階での発見を目指します。
歯周病のチェック専用器具で歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)の深さを測定します。
歯ぐきの腫れや出血の有無も確認し、歯周病の進行度を評価します。
出血は歯ぐきが炎症を起こしているサインであり、見逃せません。
詰め物・被せ物の状態詰め物や被せ物に、欠けやゆるみ、すき間がないかを確認します。
不適合な状態を放置すると、すき間から虫歯が再発するリスクが高まります。
年末年始にお餅などを食べて取れてしまうケースも少なくありません。
噛み合わせ・歯ぎしり無意識に行う歯ぎしりや食いしばりで、歯がすり減っていないかを確認します。
年末の疲れやストレスは、噛みしめを強くする傾向があります。
顎の状態も確認し、歯を守るマウスピース(ナイトガード)をご提案することもあります。
お口の粘膜のチェック歯や歯ぐきだけでなく、舌や頬の粘膜、唇などに異常がないかを確認します。
お口の中は「全身の健康を映す鏡」ともいわれ、
思わぬ病気のサインが見つかることもあるため、非常に重要なチェックです。

これらのチェックを通じ、現状を正確に把握し、最適な予防計画をご提案します。

溜まった汚れをリセットする歯のクリーニング(PMTC)とは

PMTCとは、専門家が専用の機器を用いて行う歯のクリーニングのことです。 毎日の歯磨きでは落としきれない、頑固な汚れを徹底的に除去します。

特に、細菌が作った強力なバリアである「バイオフィルム」は厄介です。 この膜は歯ブラシの毛先が届かず、抗菌性の洗口液も効果がありません。 PMTCでは、このバイオフィルムを機械的に破壊し、除去することができます。

年末年始のご馳走や飲酒で乱れがちな口内環境を整えるのに適しています。 一度クリーニングしておくことで、細菌の温床が減り、虫歯リスクが下がります。

【PMTCの主な効果】

  • 虫歯・歯周病の予防  原因菌のすみかとなる歯石やバイオフィルムを除去し、お口の二大疾患を予防します。
  • 口臭の改善  口臭の原因となる細菌や汚れを取り除くことで、お口の中がスッキリします。
  • 歯本来の白さを取り戻す  お茶やコーヒー、タバコなどによる着色汚れを落とし、自然な歯の色とツヤを取り戻します。
  • 汚れの再付着防止  歯の表面をツルツルに磨き上げることで、汚れが再び付きにくくなります。

PMTCは痛みもほとんどなく、リラックスした状態で受けていただけます。

定期検診にかかる費用・保険適用の範囲を解説

「歯科検診は費用が高そう」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、病気の早期発見や予防を目的とした定期検診は保険が適用されます。

費用の目安は、3割負担の方で3,000円〜5,000円程度が一般的です。 お口の状態やレントゲン撮影の枚数など、検査内容によって多少変動します。

【保険が適用される主な内容】

  • ・虫歯や歯周病の検査
  • ・レントゲン撮影
  • ・歯石の除去(スケーリング)
  • ・ブラッシング指導

一方で、歯を白くするホワイトニングなど、審美目的の処置は自費診療です。 当院では、検査や治療を始める前に必ず内容と費用についてご説明します。 ご納得いただいた上で進めますので、安心してご相談ください。

もし虫歯が進行してしまい、神経の治療や被せ物が必要になった場合、 治療費は数万円単位になることも珍しくありません。

定期的な検診とクリーニングで将来の大きな出費を防ぐことは、 ご自身の歯とお財布を守るためにも、賢明な健康投資といえるでしょう。

1年の健康のために-今すぐできる予防歯科とクリニック選び

新年を迎え、気持ちを新たに目標を立てる方も多いのではないでしょうか。 その目標の一つに、ぜひ「お口の健康」を加えてみませんか。

年末年始はご馳走やお酒の機会が増え、生活リズムも乱れがちです。 知らず知らずのうちに、お口のトラブルの種をまいているかもしれません。 1年の始まりであるこの時期に、ご自身の歯の状態を把握することは大切です。 健康な歯を維持する「予防歯科」は、未来の自分への賢明な投資となります。

1年の健康のために-今すぐできる予防歯科とクリニック選び

生涯自分の歯で食事を楽しむための予防という考え方

「歯医者は歯が痛くなってから行く場所」と考えていませんか。 しかし、生涯ご自身の歯で美味しく食事を楽しむには、その考えは危険です。

痛みや腫れは、虫歯や歯周病がかなり進行したサインであることが多いです。 その時点での治療は、歯を大きく削ったり抜いたりする必要も出てきます。 身体的にも経済的にも、患者様の負担は大きくなってしまうのです。

特に新年は、お餅のような粘着性の高い食べ物や糖分の多い食事が増えます。 生活リズムの乱れは丁寧な歯磨きを妨げ、口内環境の悪化を招きます。 このようなトラブルを未然に防ぐのが「予防歯科」の役割です。 定期的な検診には、主に以下のようなメリットがあります。

  • トラブルの早期発見・早期対応  ご自身では気づけない初期の虫歯や歯周病を発見できます。  症状が軽いうちに対応することで、治療の介入を最小限に抑えられます。
  • 専門的なクリーニング  日々の歯磨きでは落とせない歯石や「バイオフィルム」を除去します。  バイオフィルムとは、細菌が作った強力な膜のことで、虫歯や歯周病の温床です。  これを専門の機器で破壊・除去し、病気になりにくい清潔な環境を維持します。
  • セルフケアの質の向上  一人ひとりのお口の状態に合わせた、効果的な歯磨きの方法を指導します。  「だらだら食べ」を避けるなど、食生活に関するアドバイスも受けられます。

お口の状態にもよりますが、3〜6ヶ月に一度の定期検診が基本です。 ただし、歯周病が進行している方や喫煙される方などは、 より短い間隔での検診が推奨される場合もあります。

痛みを最小限に抑える当院の治療へのこだわり

歯科治療に対して、「痛い」「怖い」といったイメージをお持ちの方は少なくありません。 当院では、そのような不安を少しでも和らげるため、痛みに最大限配慮します。 「未来の健康を守る」という理念のためには、通いやすい環境が不可欠だからです。

当院では、痛みを軽減するために以下のような工夫をしています。

取り組み具体的な内容
極細の注射針注射針は細いほど痛みを感じにくくなります。
当院では、痛みを軽減するため、細い注射針を採用しています。
丁寧なカウンセリング口腔内スキャナーの画像などをお見せしながら、現状を分かりやすくご説明します。
治療計画にご納得いただいてから進めることで、先の見えない不安を解消します。

「少ししみる」「歯ぐきがムズムズする」といった小さなサインも見逃さないでください。 その段階でご相談いただければ、少ない負担で治療を終えられる可能性が高いです。 放置して症状が悪化すると、年明けに急な痛みで受診することにもなりかねません。

ネット予約も可能!与野駅近くで通いやすい当院のご案内

お口の健康を維持するためには、定期的な通院の継続が何よりも大切です。 しかし、多忙な毎日の中で、通院時間を確保するのは簡単ではありません。 当院では、患者様が無理なく通院を続けられる環境を整えています。

項目詳細
アクセスJR与野駅西口から徒歩3分と、電車でのアクセスが非常に良好です。
診療時間平日・土曜ともに夜18時まで診療しています。
お仕事や学校帰りにも、ご自身のペースでお立ち寄りいただけます。
ご予約お電話はもちろん、24時間いつでも予約可能なWEB予約システムを導入しています。
ご自身の都合の良いタイミングで、スマホやPCから簡単にご予約いただけます。
院内設備小さなお子様連れの方も安心なキッズスペースを完備しています。
また、院内はバリアフリー設計で、車椅子やベビーカーもスムーズにご移動可能です。

年末年始や新年の時期は、検診を希望される方が増え、予約が集中する傾向にあります。 せっかくの機会を逃さないためにも、便利なWEB予約をご活用ください。 ご自身の健康のため、そして大切なご家族のためにも、新年のスタートをお口のチェックから始めてみませんか。

まとめ

今回は、新年のスタートにお口の健康を見直す大切さや、歯科検診の重要性についてご紹介しました。

年末年始の特別な食生活や生活習慣の乱れは、知らず知らずのうちにお口へ負担をかけています。 虫歯や歯周病は、痛みなどの自覚症状がないまま静かに進行することがほとんどです。 「痛くないから大丈夫」と過信せず、プロの目でチェックを受けることが、将来の健康を守る第一歩となります。

定期的な検診とクリーニングは、生涯ご自身の歯で美味しく食事を楽しむための、最も賢い健康投資です。 気持ちの良い一年のスタートに、ぜひお口の健康チェックを加えてみませんか。

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