口腔衛生と全身の健康 オーラルケアで生活習慣病を予防しよう!
こんにちは、与野さとむら歯科医院です。
「歯磨きは虫歯予防のため」と思っていませんか?
実は、口腔の健康状態は全身の健康と深く関わっていて、近年の研究では、歯周病が糖尿病や心疾患などの生活習慣病と関連していることが明らかになっています。
歯周病が引き起こす全身への影響
歯周病は、歯を支える骨や歯ぐきに炎症を起こす病気ですが、口の中だけの問題ではありません。
炎症によって発生した歯周病菌や炎症物質が血流に乗って全身を巡り、次のような病気のリスクを高めるといわれています。
- 糖尿病:歯周病があると血糖値コントロールが難しくなる
- 心疾患:動脈硬化や心筋梗塞のリスク増加
- 脳梗塞:血管に炎症が起こりやすくなる
- 認知症:アルツハイマー型認知症との関連が指摘されている
歯周病と生活習慣病の「負のスパイラル」
特に注目すべきは、歯周病と糖尿病の相互関係です。
糖尿病になると歯周病が悪化しやすくなり、逆に歯周病があると血糖値が上がりやすくなるという「負のスパイラル」に陥る危険性があります。
毎日のオーラルケアでできること
歯周病予防には、歯磨きだけでは不十分です。以下のケアをプラスしましょう。
- 正しいブラッシング:1日2〜3回、時間をかけて丁寧に磨く
- デンタルフロスや歯間ブラシ:歯と歯の間の汚れを除去
- 洗口液の活用:口臭や菌の繁殖を抑制
- 舌の清掃:舌苔にも細菌が潜んでいるため要チェック
定期的な歯科検診の重要性
歯周病は初期段階では自覚症状が出にくい病気です。
そのため、半年に1回程度の歯科検診とプロによるクリーニングが理想的です。早期発見・早期治療で進行を防ぎましょう。
健康寿命をのばすために
歯を守ることは、生活習慣病の予防につながり、結果的に健康寿命をのばします。
自分の歯で噛んで食べられることは、QOL(生活の質)を維持する上でとても大切です。
「歯の健康は体の健康」
毎日のオーラルケアが、未来の自分の健康を支えます。
今日から少し意識を変えて、オーラルケアを見直してみませんか?
