飛行機に乗ると歯が痛くなる!?原因と予防法
こんにちは、与野さとむら歯科です。
旅行や出張で飛行機に乗った際に、突然「歯がズキッと痛んだ…」という経験はありませんか?
実はこれは珍しいことではなく、「航空性歯痛(barodontalgia)」と呼ばれる現象です。
なぜ飛行機で歯が痛くなるの?
飛行機が上空を飛ぶと、気圧が下がります。この気圧の変化によって、歯の中にある小さな空洞(虫歯や治療済みの歯の隙間など)にある空気が膨張し、神経を圧迫することで痛みが出ることがあります。
主な原因
- 虫歯や詰め物の下にできた隠れた空洞
- 根管治療(神経を取る治療)が不完全
- クラウンやインレーなどの被せ物の隙間
- 歯のひび割れ
飛行機で歯が痛くなりやすい人
- 治療中や仮詰めの歯がある
- 虫歯を放置している
- 奥歯に違和感があるが受診していない
- 過去に飛行機で歯が痛くなったことがある
飛行機で歯が痛くなったときの対処法
- 落ち着いて深呼吸
緊張や不安は痛みを強めるため、まずはリラックスを心がけましょう。 - 軽い痛みなら鎮痛剤を服用
市販の鎮痛剤(ロキソニン・イブなど)で一時的に和らげることができます。 - こまめに水分補給
乾燥や脱水は痛みを悪化させることがあるため、水を少しずつ飲みましょう。 - 到着後は早めに歯科医院へ
痛みが治まっても、原因を解決しなければ再発します。必ず検診を受けましょう。
搭乗前にできる予防策
- 出発の2週間前までに歯科検診を受ける
- 痛みや違和感は放置しない
- 仮詰めのままにせず、治療は計画的に進める
- 海外旅行や長時間フライトの前は特に要注意
まとめ
飛行機での歯の痛みは、旅行の楽しみを半減させるだけでなく、隠れた歯のトラブルのサインでもあります。
「少し気になるけど大丈夫だろう」と放置せず、事前に歯科検診を受けて安心して旅行に出発しましょう。
近々飛行機に乗る予定がある方は、ぜひお気軽に与野さとむら歯科へご相談ください。


